保険格付ランキング1月号

   ◇◇ 保険格付ランキングとは ◇◇

この保険格付ランキングとは、大手の格付会社が発表して
いる保険財務力格付(保険金を支払う能力)を集計して
平均値をとりランキングしておりますが、
「このランキング=保険会社の優劣」とは限りませんので
あらかじめご了承ください。
また、誤字・脱字などあれば遠慮なくお問い合わせください。







−−−−−−−−−− お知らせ −−−−−−−−−−−

2008年7月分より日本格付研究所(JCR)の
保険金支払能力格付を採用いたしました。

2005年12月分よりフィッチ・レーティングスが損害保険
3社の格付評価を開始いたしました。

2004年8月分ランキングよりフィッチ・レーティングス
格付を採用しております(生保のみ)
2004年7月分ランキングより表示方法が変わりました

詳細は↓当サイトの格付ランキングページをご確認ください↓
http://www.hokenno.net/kakuzuke.htm

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−







    ◆◇保険格付ランキング一覧◇◆




========== 1月の変更 =========

    会社名        得点    順位

アメリカンファミリー生命 92.00→90.67 4位→10位
朝日生命         62.40→61.60 変わらず(35位)
エース損保        76.00→80.00 17位→16位 

===========================





■生命保険会社の格付ランキング(保険金支払能力)



順 会社名 合計


1 マニュライフ生命 100.00
2 東京海上日動あんしん生命 96.00
2 東京海上日動フィナンシャル生命 96.00
4 アクサ生命 92.00
4 三井住友海上きらめき生命 92.00
4 三井住友海上メットライフ生命 92.00
4 プルデンシャル生命 92.00
4 マスミューチュアル生命 92.00
9 日本生命 91.20
10 アメリカンファミリー生命 90.67 ↓
11 ジブラルタ生命 90.00
12 ソニー生命 89.00
13 アクサフィナンシャル生命 88.00
13 損保ジャパンひまわり生命 88.00
13 第一フロンティア生命 88.00
13 アイエヌジー生命 88.00
13 ハートフォード生命 88.00
18 アリコジャパン生命 86.00
19 AIGエジソン生命 85.33
20 第一生命 84.80
20 大同生命 84.80
22 あいおい生命 84.00
22 日本興亜生命 84.00
22 フコクしんらい生命 84.00
25 太陽生命 83.20
26 富国生命 82.40
26 明治安田生命 82.40
28 T&Dフィナンシャル生命 82.00
29 オリックス生命 81.33
30 AIGスター生命 80.00
30 富士生命 80.00
32 住友生命 78.40
33 ピーシーエー生命 76.00
34 三井生命 68.80
35 朝日生命 61.60 ↓
36 大和生命 32.00





■損害保険会社の格付ランキング(保険金支払能力)


順 会社名 合計


1 東京海上日動火災 93.33
2 フェデラル保険 92.00
2 アリアンツ火災海上 92.00
2 日本地震再保険 92.00
5 損害保険ジャパン 91.00
6 三井住友海上 90.67
7 トーア再保険 90.00
8 ニッセイ同和損保 88.00
8 日本興亜損保 88.00
10 あいおい損保 84.00
10 セコム損保 84.00
10 アメリカンホーム 84.00
10 AIU保険 84.00
10 日新火災 84.00
10 ジェイアイ傷害火災 84.00
16 富士火災 80.00
16 エース損保 80.00 ↑
18 共栄火災 76.00
18 日立キャピタル損保 76.00
20 大同火災 74.00
21 セゾン自動車火災 64.00








このランキングは大手格付会社5社の格付を得点化して
全ての格付が最高ランクになった場合は100点となります。
(格付参考会社)
格付投資情報センター・スタンダードアンドプアーズ
日本格付研究所・ムーディーズジャパン・フィッチレーティングス









 ■ ■  編集後記  ■ ■



先月に三井住友海上あいおい損保
ニッセイ同和の統合が発表されましたが、
その後12月末期の決算発表で
生保・損保共に巨額の損失が公表されました。


これはもちろん「リーマンショック」が
引き金であることは言うまでもありませんが、
それに伴い今後の保険業界再編にも
再び注目が集まっています。


ここで一つ質問です。


数年前に比べると生命保険・損害保険の
会社数は増えているでしょうか?
それとも減っているでしょうか?


実はその数はそんなに大きくは変わっていません。


これは保険会社の破綻や業界再編による
合併などで既存の会社が減る一方、
新規参入の保険会社が設立されているからです。




ちなみに平成8年前後に生損保の相互参入が
解禁され、生命保険会社が損害保険の子会社を
損害保険会社が生命保険の子会社を
設立していたことはご存知でしょうか?


大手生保で言うと


日本生命が「ニッセイ損保」
第一生命が「第一ライフ損保」
住友生命が「スミセイ損保」
明治安田生命が「明治安田損保」
三井生命が「三井ライフ損保」


大手損保で言うと


東京海上が「あんしん生命」
三井住友海上が「きらめき生命」
あいおい損保が「あいおい生命
日本興亜が「日本興亜生命」
富士火災が「富士生命」
共栄火災が「しんらい生命」

*社名は合併を反映しています



さて、皆さんはどの位の会社名を知ってますか?
そして今はどうなっているかご存知でしょうか?


結論から言うと、


生命保険会社が設立した損害保険子会社は
「明治安田損保」のみが営業していますが、
その他の会社は全て大手損害保険会社に
買収・吸収されました。

(スミセイ損保は今年10月より大手に切替)


一方、損害保険会社が設立した生命保険子会社は
「しんらい生命」のみが大手生保に買収されましが、
その他の会社はほとんどが増収・増益を続けています。




その大きな理由が損害保険会社にとって
必須な「膨大なシステム費用」が原因と言われます。


小さな損害保険会社にとって数十億から数百億円
とも言われるシステム費用を捻出するのは
今後は極めて難しいと言わざるを得ません。


詳しい内情などは近いうちに
「ほけんのねっとニュース」
http://www.hokenno.net/news_top.htm
などでお話したいと思いますが、
その顕著な例が三井住友海上などの統合と
言えるのではないでしょうか。




保険業界の再編に終わりはないようです。




 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■




==========================
格付のランキングだけでなく、決算のランキングや
災害情報・業界の裏話など情報満載の
『ほけんのねっと』は現在アクセス急増中!
格付ランキング http://www.hokenno.net/kakuzuke.htm
『ほけんのねっと』 http://www.hokenno.net/
==========================